左上の歯が痛い

治療前

治療後

治療経過

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痛みの原因となる歯の状態

左上の歯に強い痛みがあり、ご来院されました。精査をすると歯根の先端に大きな膿が溜まっており、被せ物を外すと歯根も虫歯により保存ができない状態でした。

抜歯後の治療法としては、
①インプラント
②ブリッジ
③入れ歯 

があります。

今回は①のインプラントを希望されたため、CTによる精査の結果、根尖病巣が大きく、抜歯即時埋入は適応外と判断しました。そのため、抜歯後8週間待ってからインプラントを埋入する「早期埋入」という計画を立てました。

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残根の抜歯

感染した歯根を抜歯して8週間経過をみた状態です。歯肉が良好に治癒していることを確認して、インプラントの埋入を行います。

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インプラント埋入窩の形成(ドリリング)

欠損部に対して歯肉を開き、インプラント埋入窩を形成した写真です。
骨質が柔らかいため、デンサーバーという特殊なドリルを用いて骨を圧縮拡大します。

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インプラント体の埋入完了

骨質が柔らかく固定が取りずらいケースでしたが、デンサーバーにて骨を削らずに圧縮して広げることにより、しっかりとした初期固定をとることができます。

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ヒーリングアバットメントメント装着

インプラント体を埋入後、その上にヒーリングアバットメント(銀色のキャップ)を装着します。骨とインプラント体がしっかりと結合するまで約8週間この状態で待ちます。

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最終補綴物の装着
(ジルコニアスクリューリテイン)

インプラント埋入後、8週間で型取りを行い、最終補綴物が完成しました。
インプラントと骨の結合が安定したことを確認した後、最終の被せ物(上部構造)を装着しました。

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上部の仕上げ
(スクリューホール封鎖)

被せ物の中央にあったスクリューホール(インプラントを固定するための穴)を封鎖して、治療がすべて完了しました。

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側方からの仕上がり確認

噛み合わせも良好で、違和感なくしっかりと咬合機能を回復しています。治療前の痛みや不安もなくなり、見た目・機能ともに満足いただける仕上がりとなりました。

左上の歯が痛い
【性別・年代】男性・30代【治療内容】
左上5番 根尖性歯周炎・歯根破折、抜歯即時インプラント
【治療期間・回数】5回、10週間
1.抜歯即時インプラント・仮歯
2.消毒
3.6週間後チェック
4.型取り
5.上物セット
計5回
 【治療費】
・インプラント抜歯即時埋入:528,000円(税込)
リスク・副作用:
・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・インプラントの埋入にともない、外科手術が必要となります。
・高血圧症、心臓疾患、喘息、糖尿病、骨粗鬆症、腎臓や肝臓の機能障害などがある方は、治療を受けられないことがあります。
・手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
・手術後、歯ぐき・舌・唇・頬の感覚が一時的に麻痺することがあります。また、顎・鼻腔・上顎洞(鼻腔の両側の空洞)の炎症、疼痛、組織治癒の遅延、顔面部の内出血が現れることがあります。
・手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気などの副作用が現れることがあります。
・手術後、喫煙や飲酒をすると治療の妨げとなるので、1週間は控えてください。
・インプラントの耐用年数は、口腔内の環境(骨・歯ぐきの状態、噛み合わせ、歯磨きの技術、メンテナンスの受診頻度、喫煙の有無など)により異なります。
・毎日の清掃が不十分だった場合、インプラント周囲炎(歯ぐきの腫れや骨吸収など)を引き起こすことがあります。
前歯を綺麗にしたい
【性別・年代】男性・30代
【治療内容】
左上5番 根尖性歯周炎・歯根破折、抜歯即時インプラント
【治療期間・回数】5回、10週
1.抜歯即時インプラント・仮歯
2.消毒
3.6週間後チェック
4.型取り
5.上物セット
計5回x
 【治療費】
・インプラント抜歯即時埋入:
528,000円(税込)
リスク・副作用:
・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・インプラントの埋入にともない、外科手術が必要となります。
・高血圧症、心臓疾患、喘息、糖尿病、骨粗鬆症、腎臓や肝臓の機能障害などがある方は、治療を受けられないことがあります。
・手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
・手術後、歯ぐき・舌・唇・頬の感覚が一時的に麻痺することがあります。また、顎・鼻腔・上顎洞(鼻腔の両側の空洞)の炎症、疼痛、組織治癒の遅延、顔面部の内出血が現れることがあります。
・手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気などの副作用が現れることがあります。
・手術後、喫煙や飲酒をすると治療の妨げとなるので、1週間は控えてください。
・インプラントの耐用年数は、口腔内の環境(骨・歯ぐきの状態、噛み合わせ、歯磨きの技術、メンテナンスの受診頻度、喫煙の有無など)により異なります。
・毎日の清掃が不十分だった場合、インプラント周囲炎(歯ぐきの腫れや骨吸収など)を引き起こすことがあります。
特記事項

歯根破折による抜歯後、歯ぐきと骨のダメージを最小限に抑えるため、抜歯と同時にインプラントを埋入する「抜歯即時インプラント」を行いました。治療期間はわずか10週間と短期間で、審美性・機能性ともに自然な仕上がりを実現しています。

患者さまからのコメント

奥歯が割れてしまい、抜歯しないといけないと聞いてショックでした。
見た目も気になるし、長期間歯がないままになるのも不安でしたが、先生から「抜歯と同時にインプラントを入れる方法がある」と提案されて、安心しました。
手術も思っていたよりスムーズで、違和感もほとんどありませんでした。
たった10週間でしっかり噛めるようになり、見た目もとても自然で、周囲からはインプラントだと気づかれません。
時間的にも精神的にも負担が少なくて、本当にこの治療を選んでよかったと思っています。

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