奥歯で物が噛めない

治療前

治療後

治療経過

STEP
欠損部診査(左下)

左下奥歯は現在、欠損している部位の手前側の歯に金具をかけて入れ歯を使用しています。
入れ歯では物が上手く噛めないのと、手前側の歯に負担がかかり痛みがあった為、入れ歯を大きくして設計を変更するか、インプラントにて咬合を回復するかの二つの提案をしました。
患者様はインプラントを希望されたため、骨の量や軟組織の状態を精査したうえで、今後の治療計画(埋入位置・角度・補綴設計)を説明しました。

STEP
インプラント埋入窩の形成
(ドリリング)

左下の欠損部に対してフラップを開き、インプラントの埋入窩を形成した状態です。写真中央には形成されたドリリングホールが確認でき、骨質は十分で、初期固定に適した状態が得られています。デンサーバーを用いて骨を圧縮拡大しました。

STEP
インプラント体の埋入完了

左下臼歯部にインプラント体を埋入した直後の口腔内写真です。インプラントは計画通りにスクリューホールが咬合面中央にでるような位置に埋入ができ、初期固定も良好に得られています。軟組織の縫合前には、洗浄と止血を丁寧に行い、術後の感染予防と治癒促進を図ります。

STEP
ヒーリングアバットメント装着

インプラント体が埋入され、その上にヒーリングキャップ(銀色の部分)を装着します。骨とインプラント体がしっかり結合する(オッセオインテグレーション)まで、歯ぐきの治癒を待つ段階です。

STEP
最終補綴物の型取り

術後8週で粘膜の治癒を確認します。治癒が良好なため、インプラントの最終補綴物の型取りを行いました。また、手前側(左下5番)の歯はもともと入れ歯がかかっており歯の形が悪く虫歯もあったため、セラミックの被せ物の型取りも合わせて行います。

STEP
最終補綴物の装着
(ジルコニアスクリューリテイン)

左下インプラント部に、最終補綴物、手前側(左下5番)にセラミッククラウンが装着された状態です。
咬合面中央にスクリューホールが確認できます。補綴物は周囲と調和する形態と色調に仕上がっており、清掃性も十分に確保された設計です。

STEP
インプラント補綴治療の完了(最終形態)

患者様の咀嚼機能の回復と快適性が得られ、インプラント治療は無事に完了しました。

奥歯で物が噛めない
【性別・年代】女性・50代【治療内容】
左下6番インプラント/左下5番セラミック被せ物
【治療期間・回数】12週 4回 【治療費】
インプラント495,000円(税込)
セラミック132,000円(税込)
リスク・副作用:
・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・インプラントの埋入にともない、外科手術が必要となります。
・高血圧症、心臓疾患、喘息、糖尿病、骨粗鬆症、腎臓や肝臓の機能障害などがある方は、治療を受けられないことがあります。
・手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
・手術後、歯ぐき・舌・唇・頬の感覚が一時的に麻痺することがあります。また、顎・鼻腔・上顎洞(鼻腔の両側の空洞)の炎症、疼痛、組織治癒の遅延、顔面部の内出血が現れることがあります。
・手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気などの副作用が現れることがあります。
・手術後、喫煙や飲酒をすると治療の妨げとなるので、1週間は控えてください。
・インプラントの耐用年数は、口腔内の環境(骨・歯ぐきの状態、噛み合わせ、歯磨きの技術、メンテナンスの受診頻度、喫煙の有無など)により異なります。
・毎日の清掃が不十分だった場合、インプラント周囲炎(歯ぐきの腫れや骨吸収など)を引き起こすことがあります。
奥歯で物が噛めない
【性別・年代】女性・50代
【治療内容】左下6番インプラント/左下5番セラミック被せ物
【治療期間・回数】12週 4回
 【治療費】
インプラント450,000円(税抜)
セラミック120,000円(税抜)
リスク・副作用:
・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・インプラントの埋入にともない、外科手術が必要となります。
・高血圧症、心臓疾患、喘息、糖尿病、骨粗鬆症、腎臓や肝臓の機能障害などがある方は、治療を受けられないことがあります。
・手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
・手術後、歯ぐき・舌・唇・頬の感覚が一時的に麻痺することがあります。また、顎・鼻腔・上顎洞(鼻腔の両側の空洞)の炎症、疼痛、組織治癒の遅延、顔面部の内出血が現れることがあります。
・手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気などの副作用が現れることがあります。
・手術後、喫煙や飲酒をすると治療の妨げとなるので、1週間は控えてください。
・インプラントの耐用年数は、口腔内の環境(骨・歯ぐきの状態、噛み合わせ、歯磨きの技術、メンテナンスの受診頻度、喫煙の有無など)により異なります。
・毎日の清掃が不十分だった場合、インプラント周囲炎(歯ぐきの腫れや骨吸収など)を引き起こすことがあります。
特記事項

噛む力が強い為、7番目までインプラントはせず、6番目までの歯で終えました。

患者さまからのコメント

奥歯を失ってから、食事が楽しめなくなっていました。
入れ歯にはしたくなくて悩んでいたところ、インプラントをすすめてもらいました。
治療後はしっかり噛めるようになり、硬いものも安心して食べられるようになって本当にうれしいです。
先生やスタッフの皆さんが親身に相談に乗ってくれて、不安なく治療を進められたことにも感謝しています。

  • URLをコピーしました!
目次